免疫学16

では、今回の新型コロナウイルスは?
新型コロナウイルスの情報は、ほぼほぼTVでの情報になります。

前回抗体の話をしました。
今TV等で、新型コロナに対するこの抗体検査がよく取り沙汰されています。

抗体については前回の通りです。
で、新型コロナの抗体検査もIgM抗体とIgG抗体を検出していきます。

そこで、IgM抗体ができてたら、もっか新型コロナ感染中、IgG抗体ができていれば、知らないうちに感染して知らないうちに治ってしまった、いわゆる無症状の感染者ということになります。

ちなみに、毎日の様に陽性患者数が発表されている、PCR検査はウイルス自体の有無を調べる検査です。
抗体検査に対抗して、“抗原検査”と言います。
“PCR”は検査方法の名前です。
なので、上記の様に無症状ですでに治ってしまった人は、コロナウイルスという“抗原”が体にもうない事になりますので、この抗原検査では見つけられません。

なので抗体検査で『どれぐらいの人が感染していたか?』を知りたいところではあります。

そこで実際にアメリカの各州で抗体検査が盛んに行われているらしいのですが、実際のPCR検査で見つけた陽性患者の10倍の都市があったり、それ以上の倍率の都市もある様です。

では、その抗体検査でIgG抗体陽性の方はもう大丈夫…街を出歩いてもいい…かと言うと、まだはっきりとは言い切れないのです。

なぜかと言うと、前回の抗体の説明で少し触れましたが、各ウイルスの各抗体がどれぐらいの期間“感染を防げる”効果が持続するのかは、それぞれのウイルスの種類で違うのです。

一生かからないものも有れば、数年というものもあります。新型コロナのIgG抗体がどれぐらいの期間体内に存在するのかがまだわかっていないのです。

一生というのは正直可能性は低いと個人的には思うのですが、2、3年であれば医療的にもすごく助かるのと思います。
でももし、1年であれば1年は感染発症しませんが、また来年も流行する事になります。
が、もし数ヶ月で有れば、この騒ぎのうちにIgG抗体が消滅して、2回目の感染をおこす可能性もあります。
もっというならば、ウイルスの中には、そのIgG抗体すら“予防という観点”において意味をなさないウイルスもあるそうです。
もし、この新型コロナがその部類のウイルスであった場合、抗体検査すら意味をなしません。
そうすると、本当に“感染予防”を徹底的にする他なく、外出自粛しか方法がありません。
(※しかし、全治している人がいるので、病を治す事に関しては抗体は働いている事になります。)

要はそれぐらいまだ何もわからない未知のウイルスだという事です。

もちろん世界ではすっげ〜頭のいい人たちがもっか研究を重ね、このウイルスの全容解明に懸命になっていると思います。

薬もまたしかりです。
もちろん現時点で薬の開発であったり、臨床試験などもガンガン行われていると思います。
ただその多くは、『症状を悪化させない』または『ウイルスの増殖を抑制する』ものです。
コロナウイルスを死滅させるものではありません。
死滅させるのは、やはり抗体なのです。
『風邪を治す薬を開発したらノーベル賞ものだ』という話を聞いたことありませんか?
それは、ウイルスを死滅させる薬のを開発できたら…という意味合いなのです。
(そもそもいわゆる風邪の15%〜20%は、従来から存在するコロナウイルスです。)

よって、やはりどこまで行っても免疫力なのです。
免疫力を上げれば、ほとんどの感染症に打ち勝てます。
言い過ぎ…?( ̄▽ ̄)
しかし、その為にはやはり自律神経のバランスを整えておく事が重要なのです。

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